にきび 診療項目:白斑 | もばら皮膚科

白斑

ここでは尋常性白斑について述べます。

病因

尋常性白斑は2系に分かれます。自己免疫疾患タイプと神経走行に一致する原因不明タイプです。自己免疫タイプは全身に出来る物と限局性の物に分かれます。その理由は不明です。

自己免疫とは自分で自分の構成組織を攻撃するという自分にとっては意味のない免疫行動のことです。ターゲットによって症状が異なります。尋常性白斑のターゲットはメラニンを産生するメラノサイトです。尚、自己免疫がどのように生じるかは部分的にしかわかっていません。

治療

自己免疫の活動期とその後で治療法は異なります。
活動期(拡大傾向にある時)は、ステロイドホルモンで自己免疫行動の抑制を計ります。投与経路は外用が通常です。その後は紫外線照射になります。狙いは毛根部に残っている、もしくは周囲のメラノサイトを刺激し、病変部表皮へ遊走させることにあります。当院では全身照射型のnarrow band UVB治療器を用いています。

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