いぼ

(2024年 改定)

ウイルス性のいぼは以下の4つに分かれます。

尋常性疣贅

手足のいぼで最もポピュラーな物です。手足以外にも出来る場合があります。治療は液体窒素による冷凍凝固法が主になります。その他局所免疫療法・トリクロロ酢酸・抗癌剤クリーム・グルタルアルデヒドの外用。わたしはあまり好みではありませんが、スピール膏貼付。また疼痛が強いので、一般的には施行してはいませんが、抗癌剤の局所注射が挙げられます。

伝染性軟属腫

いわゆるみずいぼです。自然治癒の可能性が高いです。但しそこに至る期間は数か月から数年掛かります。治療は摘出を施行しますが、疼痛が強いのと複数回を要します。

青年性扁平疣贅

自然治癒の可能性も低くありませんが、当院ではヨクイニンの内服を主に施行し、液体窒素による冷凍凝固法は積極的には行っていません。理由は顔にできることが多く、しかも多発するので、施行後の色素沈着が心配だからです。

尖圭コンジローム

基本的には抗癌剤クリーム外用が主になります。大きい場合・難治例では液体窒素による冷凍凝固法も施行します。イモキモドは刺激が強く、価格の割に効果は? だったので、患者さんの評判が悪く止めました。

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