掌蹠膿疱症

捉え方としては、膿疱性乾癬の部分症という考えと、独立性が高いとの考えに分かれます。わたくしはどちらかと言うと、後者の立場を採っています。

原因は多彩だと推定されています。2大原因とされるのは、扁桃腺感染と歯科金属アレルギーです。前者は扁桃腺摘出が有効である可能性がありますが、わたくしは原則としてこの方向での誘導は行っていません。理由は、長いタームで考えると、扁桃腺摘出が全身的な意味あいでは不利に作用すると考えるからです。後者は金属パッチテストを施行して、積極的に対応しています。

治療は特効薬はないとお考え下さい。治療法は大きく2つに分かれます。ひとつは強力なステロイド外用剤で捩じ伏せる方法。もうひとつはサリチル酸ワセリン外用・ビタミンH皮内注射・漢方・紫外線照射等、副作用がほぼないと言える治療法を組み合わせて対応する治療法。ケース・バイ・ケースですが、わたしは後者を採用する方が多いです。

その後、喫煙率の低下の過程で、タバコとの因果関係が高まりました。たとえば本邦でも、掌蹠膿疱症の患者さんの喫煙率は80%です。

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