乾癬

病因

たとえばWASP(白人・アングロ-サクソン・プロテスタント)と日本人にとっての乾癬はかなり色彩が異なります。WASPは遺伝が色濃く、日本人は薄いです。当然遺伝性が明確なケースの方が重症でもあります。

第2の要素は発症のきっかけを何に求めるかにあります。明らかなのは感染症、特に咽頭炎です。

第3の要素は、進行の背景です。明らかなのは高脂血症と糖尿病です。

そうして忘れてはならのが、薬疹としての乾癬です。

さて日本では実際のところは、脂漏性皮膚炎の延長線上としての乾癬が多いです。つまり軽症です。

治療

乾癬の治療のポイントは、ビタミンD3軟膏・シクロスポリンかエトレチナートそうしてアプレミラストの内服・紫外線照射を利用して、いかにステロイド外用から脱却するかにあります。
当院では全身照射タイプのnarrow band UVB治療器を用いて、可能な限りビタミンD3軟膏+紫外線照射で対応するようにしています。

生物学製剤については、続々新製品が発売され、効果が高く副作用が少なくなりました。しかしながらとても高価なので、投薬までには段階が必要です。

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